麻酔の打ち方も、ルーペ(拡大鏡)を使って
注射針が入る瞬間を見極めれば
工夫できることがあります。
工夫をすれば、痛くないのです。
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麻酔の打ち方も、ルーペ(拡大鏡)を使って
注射針が入る瞬間を見極めれば
工夫できることがあります。
工夫をすれば、痛くないのです。
理事長も、衛生士さんも、歯科助手さんも、院長先生の評価が同じでびっくりしました。
治療や麻酔がうまい、説明がとても丁寧とのことなのですが。
そうなんですか、ありがとうございます! 私達のやっていることは、わかりづらいことなので、常に「たとえ話」をするようにしています。 例えば、「歯周病を放っておくと悪くなりますよ、勝手に治るもんじゃありませんよ、ガンと同じですよ。」と。 ですので「今の段階でちゃんと治しましょう」という話をします。
患者さんにも、話を聞いてくれる人とくれない人がいますよね。
熱く言うしか無いですよね。 信じていただくしかないですよね。
「タバコやお酒をやめてください」という話ではないのです。 プラスアルファで「何かをしてください」というお願いをします。 具体的には、歯磨きをしてください、たまには歯医者さんに来てください、というお願いをします。
よく言うのは「美容院と同じだと思ってください」ということです。 美容院に行ったら歯医者さんにも行く、という風にするとケアがしやすいと思います。
「3ヶ月に1回定期的に来ていただくことで、必要なケアをご提案する」という形です。 患者さんもお陰様で増えていって、浸透していっているというのが実感です。
歯科医師になったきっかけを教えて下さい。
僕も虫歯が普通にあったんですが、歯医者さんで治してもらった時に「この職業は面白いな」と思ったんです。 いろんな機械があるじゃないですか、男はそういうの好きですよね。 親が歯科医師ではなかったんですが、この道を目指しました。
技術力って、なかなか患者さんに伝わりづらいんですが、どういう技術の磨き方をしているのでしょうか?
技術力というよりも「丁寧に仕事をする」ということに尽きます。 歯科のやることって、マニュアルが全部決まっているんです。 それを忠実に出来るかどうか?やる気持ちがあるかどうか?です。 いかに省略せずにしっかりと丁寧にこなしていくか、に尽きます。 患者さんの身体をお預かりしているのですから「忙しいから」と言って仕事のクオリティを下げないことが、大事です。
私、歯医者さんで麻酔をしてもらった時、痛かったことがあるのです。
丁寧にゆっくり麻酔を打てば、痛みはありません。 私は、ルーペ(拡大鏡)を使っているのですが、拡大をして「ちょっとだけ入る瞬間」を見極めるか見極めないかで す。 見えていれば、工夫できることがあります。
痛い検査は、誰だって嫌じゃないですか。 例えば、胃カメラ、気持ち悪くない胃カメラがあったらどうでしょう? 胃がんになっているかいないか確かめるために、気持ち悪くならなければやりますよね。そうしたら「たまには撮ろう」と思いますよね。 歯科治療も同じように、痛くない麻酔と治療に全力を尽くします。
歯科治療において大事なことは?
歯科治療の中でも、根管(こんかん:歯の根っこ)治療、略して根治(こんち)が大切です。 なぜかというと、上モノ・かぶせ物にセラミックを入れても、土台である根っこがダメになったらダメなんです。 土台がしっかりしていれば、患者さんのライフスタイルに合わせて上モノを選べます、変えられます。 例えば、とりあえず銀歯を入れておいて「目立って嫌だわ」と思ったら、セラミックに変えればいいんです。 でも、根っこの治療がきちんとできていないと、病巣ができたらまた上モノを外さなくてはなりません。 「根治に力を入れる」ということは、「なるべく患者さんの負担を少なくするための治療」なんですね。
根治は確かに面倒くさいんですけど、自分のやった根治の上なら安心して治療が進められるのです。 8~9割治ってますね。再発は、約20症例しかないです。何千人と見ていますが、自信を持ってやっています。 とにかく歯を保存するための治療を行っています。
「根治」って、「根っこまで進んだ虫歯の治療」って ことですよね。
神経のところまで虫歯進むと、根っこの治療をしなくてはならないのです。 または、以前に根っこの治療をしたところが、感染していることもあります。 根尖性(こんせんしょう)の歯周炎っていうんです。 一番最初に伐髄(ばつずい)をして、神経をとり消毒して根っこに充填剤を詰めていきます。 それがうまくいっていないと、疲れがたまって免疫能力が低下した時に、急性化します。 一回目の、最初の治療が大事です。 そこをきちんとこなしていれば、再感染は起こしません。 根治の方法は、学生時代に習った方法と海外で用いられる新しい方法のいいところをミックスした方法、 私の変法でやっています。 細かいところにお薬が入るやり方でやっています。 根治は隙間なく薬を入れないとダメなのです。
先生の勉強って、学校で習って終りではないんですね。先生になったあと、どのように勉強されているんですか?
日曜にやっている講習会やセミナーや学会に出て、そこで情報を集めます。 勉強し続けないといけないんですね。 患者様は、われわれに体を預けていただく形になるので、それに応えないといけないというのが大きいと思います。
インプラントの手術はしますか?
します。
若い方も、一本だけ打ったりしますよ。 ブリッジだと、健康は歯を削ったりするのでもったいないと思うです。 若い方のほうが、怖がらずに聞いてくれます。 ご年配の方は、インプラントの事故があって怖がられる方が多いです。 あんまり気にしなくていいという話をするのですが・・・。 他の選択肢もありますので、相談しながら進めます。
CTにこだわりがあるとのことでしたが。
CTは、平成横浜病院にお願いします。 インプラントは、Landmark Systemを使っています。
普段、先生とスタッフの間でディスカッションするという話を聞きましたが。
そういう意見を出せる土壌があることは、大事だと思います。 トップダウンじゃなくて、意見が下から上がってくるのは、とても良いことだと思います。 スタッフはチーフ制にしてい ます。 お手本になる人がいると、新しく入ってきた人もやりやすいですよね。
プライベートはどうしていますか?
料理をする事が好きです。 食べる事、飲む事が、大好きです。 こないだは、ソーセージを自分で作りました。 腸詰からやりました。 カレーもルーを使わずに、小麦粉とカレー粉から作ったりします。
先生から最後にメッセージを
特別なことをしている感覚はありません。 ただ、ずるはしない、自分の家族だと思って常に接すれば、必然的にそういうことがなくなります。 とにかく技術的には、丁寧に丁寧に進めるだけです。 時間が掛ることもありますし、お願いすることもあるともいますが、どうぞ宜しくお願いします。